2016年1月23日土曜日

IKEAに学ぶコンテンツの見せ方

昨日、立川にある極上爆音上映の画館にいってきた。予定していた上映回に間に合わず2時間ほど暇ができたので同じく立川にあるイケアに先に行くことにした。
地図上だと少し距離があるかなと思ったけれど、モノレール沿いに看板が見えていた。駅からでも15分くらいの距離だろうか。


想像していたのはドデカい店舗にリーズナブルな家具がずらっと並んでいるコストコの家具屋版。まあ実はコストコにも入ったことがないのだけれども。テレビか何かで店内のフードもいいよと特集していたと思う。小さめのテーブルと照明で良いのがあればと暇つぶしがてら向かってみた。

店内入ると商業フロアは1Fと2F、主に2Fがメインで1Fは会計や返品カウンター、資材やディスカウント商品が並んでいた。

2Fにあがるといい意味で予想と違った。だだっ広い空間に無味整然と家具が並べられていると思いきや、その真逆といっていいほどの見せ方をしていた。

小さく区切られた空間が多々あり、それぞれおしゃれな部屋を構成するように家具が置かれていた。一部屋一部屋かっこよくて見ていて楽しい。部屋だけじゃなくバスルームやキッチン、ベランダもあって家具が置かれた住まいをサイズ感を含めて体感できるのが素晴らしい。




何を売るにしてもそれを買った時のイメージを持たせるということは大事だ。一流のカーディーラーは必ずお客さんを車に乗せてエンジンをかけさせようとする。言葉で説明を聞くよりも実際に体感する方が心に響くからだ。

そう考えているうちに次の仕掛けが目に入った。なんだこれは。


なんと商品の耐久テストの模様を展示している! これはなかなかやりおる。テキストでどれだけ耐久性の説明などを見せられるよりもこれを見ただけで「なんか丈夫そうだな。誠実にテストしてそうだな」という印象が脳に刻まれるのだ。イケアすごいぞ。


先へ進むと次に気になったのはこの印。進行方向が指示されている。そう、フロアは相当広いはずなのに店内はカテゴライズされていて、動物園や水族館のようにその観覧ルートが設定されているのだ。

当初、テーブルと照明だけみればいいかなと考えていたけれど、思いの外モデルルームのような店内は見ていて楽しく、何も考えずにこの印の通りに歩くだけで全商品をみてしまうような構成になっている。まさにイケアは家具の動物園なのだ。

テーブルと照明だけを見ようとしていた俺は、いうならば動物園に行って猿とキリンだけ見て帰ります的なことを言うおかしな野郎だったことに気づく。


ようやく店内のところどころにあるこのマップの意味がわかった。最初は最寄路線の駅が書かれているのかと本気で思ったけれど、これはイケアの順路マップだったのだ。もちろん、数カ所あるショートカットを使えば目的の場所にもすばやくたどり着ける。よくある平面に書かれたフロアマップとは全然違っておもしろい。結構見て回ったつもりがまだまだ前半でちょっとビックリした。


色やテイストの違いで飽きないし参考になる。



広い空間を生かして展示しているスペースもある。


こちらは家のワンフロアまるまるの間取りでレイアウトされている。



外国人も多く子供も楽しめるような工夫も。キッズコーナーのようなところに雑誌に登場するような黒人の天然パーマの可愛い子供がいて思わず写真を撮りそうになった。


前半のショールームが終わったところがレストラン&カフェになっている。ドリンクだけだと120円と安い。おしゃれな大学の食堂のような感じ。


せっかくなので、スウェーデンミートボール、クロワッサン、ケーキも食べてみた。


全部味は普通で1200円分も食べてしまったけどそれほど後悔はない。広くて綺麗で普通にカフェだけを使いにやってきている人もいると思う。ノートPCを使っていたり勉強したりしている人もいた。


後半のマーケットホールはカゴを持って欲しい商品をとっていくスタイル。こちらはまあ想像していたような感じではあった。最後はエレベータかエスカレータで1Fの出入り口とは逆側に降りて再び出入り口へと向かう。

とにかく思ったより楽しめた。いろいろ見ていたら2時間くらいあっという間で映画に遅刻しそうになった。ただ単に商品を並べられるよりも、こういうリビングいいなとかこういうベランダ欲しいなとかそういうイメージができて購入意欲が湧くし、順路があることでストレスなく色々みてまわれるのもよい。カフェもおしゃれで異国の料理はついつい味見をしてしまいたくなる。

商品の良さを引き出しつつエンターテインメント要素をとりいれて来店することに付加価値をつけている。勉強になった。イケアはいいぞ。

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